今年の梅まつりも終わり、桜の開花も近くなりました。ちたUMEブラスの児童も、4人が卒業式を終え、もうすぐ真新しい制服に袖を通した中学生になります。一年が経つのははやいものですね。

さて、4月には、いよいよ本格的に鑑賞事業がはじまります。最初にご用意したのは、「アーティストの環シリーズvol.1 東京交響楽団 金管五重奏団」。4月23日(日)の14時から開演です。

本シリーズは、出演アーティストがそれぞれ次回の出演アーティストを紹介し、つないでいくというコンセプトになっています。分野をリードするトップアーティストたちが、いま一番聴いてほしいアーティストを推薦するということで、ご期待いただきたいシリーズです。

クラシックの演奏会においても、例えばテレビに出て活躍しているようなアーティストの演奏会はチケットをとることが難しいこともあります。すでにテレビなどで聴いて、その演奏の質がよくわかっているから、それは当然です。聴いてみてがっかりするような演奏会も残念ながら少なくはありませんから、どうせ行くなら著名なアーティストを聴きに行きたいということでしょうし、それが安心にもつながるのだと思います。

本シリーズでは、すでに著名なアーティストも、まだそこまで知られてはいないアーティストも、織り交ぜて登場してくることと思います。むしろ、まだ広く知られていない、素晴らしいアーティストがみつかるのではという期待と、そんなアーティストをご紹介したいという想いを込めて開始したシリーズでもあります。あとは、みなさまに足を運んでいただいて、「このシリーズなら安心!」と思っていただけるようなシリーズに育てること、その信頼を獲得することが、会館の役目だと思っています。

今回の出演アーティストは、第一弾ということでわたしがご紹介させていただいています。五重奏団ということで、5名の方にご来演いただくわけですが、もう本当にワクワクが止まりません。元々は、高校時代からご縁のあったトロンボーンの大馬直人さんにお願いして、金管五重奏というかたちを提案いただいて、集めていただいたメンバーです。多くは語りません。ぜひ日本を代表する演奏家たちの演奏に触れてください。お待ちしています。

4月1日には、「グルーポ・カデンシア ショーロ・ライブ」のチケット発売も予定しております。ブラジル伝統のショーロやサンバを演奏するスーパーバンドです(公演は6月18日(日))。この公演は、チケットぴあでの取り扱いがありませんが、遠方からのお問い合わせも多いため、発売初日からお電話での取り置きにも対応させていただきます。

4月のロビーコンサートは、4月8日(土)に「ウクレレしょうべいと歌いましょう♪」、4月16日(日)に「森祥子 ピアノの世界」をお届けします。両公演とも開始は12時からです。ロビーコンサートは無料でお楽しみいただけます。

最後になりましたが、2022年度最後の事業が、3月25日(土)に開催されます。知多市勤労文化会館ベリーダンス教室による“Caravan”(キャラバン)と題した公演を、15時よりやまももホールで開催します。こちらも入場は無料です。ぜひ会館にお越しください。

知多市勤労文化会館
芸術監督/館長 樫野元昭

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