今日は普段より少し遅い時間の更新になります。いつもは、毎月午前10時ごろまでにはこれを更新しているのですが、今朝は実はちたUMEブラスの今年度前期の第1回の練習があり、そちらの指導をしておりました。今年度からは市民大学ちた塾との共催となり、少し制度が変わりましたが、昨年度の準備バンドから続けてくれている子どもたちに、新しい仲間を加えて、ますますにぎやかになりました。うれしかったのは、準備バンドに参加していた6年生が数人、中学に入っても続けたいと言ってくれたことでした。将来続けるうえで苦労しないよう、基礎をしっかりと指導している(つもりな)ので、楽しいだけの活動では決してないのですが、果たしてそれでいいのか、ひとつの答え合わせを貰った気分でした。

6月の鑑賞事業は、毎年恒例となりつつある『知多のクラフトビールと出会うライブ』シリーズから、《グルーポ・カデンシア ショーロ・ライブ》をお届けします。昨年度、前任館長の最後の企画となった『みんなをつなぐ地球映画祭 in ちた』をおこなった際、知多市内にブラジル出身の方がたいへん多いと知り、彼らの音楽を演奏する最強のバンドを探そうというのが、このバンドと出会ったきっかけとなりました。東京を拠点に、ブラジルでの演奏もこなすバンドですが、リーダーの宮澤さんは実は愛知県出身。ボトムのきいたアコースティックサウンドで、ショーロやサンバなどのブラジル伝統のポピュラー音楽をお楽しみいただきます。ライブご来場のみなさまには、知多市岡田で醸造されているクラフトビール『OKD』を1本プレゼント。20歳未満の方には、『美人サイダー』をお渡しします。なお、疫病が5類になり、さまざまな規制が緩和されてきておりますが、今年もビールはお持ち帰りのみとさせていただきます。6月18日(日)15時スタート。一般3,500円、知多市民割3,000円、20歳未満1,000円です。

 
グルーポ・カデンシア演奏動画 於:恵比寿ブルーノートプレイス

また、関連企画として、前日6月17日(土)の16時より、グルーポ・カデンシアのメンバーを囲んで『ホーダ・ヂ・ショーロ』をおこないます。ショーロは、ジャズなどと同じく即興が演奏の重要な要素となっており、『ホーダ』では、みなで一緒に演奏を楽しみます。楽器を演奏する方は楽器を持って、そうでなければ歌でもOK。わたしも参加しようと思っておりますので、是非一緒に演奏しましょう! 6月17日(土)16時から。参加費は、ライブのチケットをお持ちの方は1,500円、ホーダのみご参加の方は2,000円、見学は無料です!

6月のチケット発売は、8月6日(日)の《子犬のバーニー~幸せを探して》と、8月13日(日)の《室内楽特別演奏会》のチケットを、ともに6月3日(土)の開館時より発売いたします。なお、室内楽の方はチケットぴあでも取り扱っております(こちらの発売は10時から、Pコードは241-363)。

なお、《子犬のバーニー》につきましては、鑑賞事業の年間プログラムを発表した時点ではお知らせをしておりませんでしたが、先日追加での開催を発表させていただいたものになります。きんぶんのような公立劇場が自主事業としておこなう公演は、出演者の選定や公演内容の決定からスタートして制作をすべておこなう「制作公演」と、プロモーターや音楽事務所などが制作した公演を買い取っておこなう「買い取り公演」の大きくふたつに分かれます。きんぶんでの「鑑賞事業」(年間プログラムに載っているもの)の、少なくとも音楽公演については、すべてわたしが芸術監督として責任を持って「制作」している公演で、基本的には、アーティストおひとりおひとりに直接打診をおこなっています。音楽公演以外では、今年度の場合、演劇公演(まつプロ『父と暮せば』)は、昨年度『岡田ものがたり』の制作でご一緒した演劇人のみなさまにお願いしておこなう、アーティストに直接お願いするかたちでの買い取り公演で、先日の落語公演に関しては、桂宮治師匠を指名させていただいたうえで、師匠と連絡の取れるプロモーターさんに制作をお願いするかたちの買い取り公演ということになります。

そんな中、今回の『バーニー』のように、魅力的な買い取り公演が年度途中でも提案されることがあります。その際には、このように年間プログラムに載っていない公演でも、追加で実施する場合があります。なので、このホームページをはじめ、フェイスブックやツイッターなど、色々なところできんぶんをフォローしていただき、お知らせを見逃さないようお願いします!

6月のロビーコンサートは、6月17日(土)12時から、五味俊哉さんによるヴァイオリン演奏です。神奈川県の鎌倉交響楽団というアマチュアオーケストラでコンサートマスターを務めておられるという五味さんは、全国各地のロビーコンサートで演奏をされているようです。こちらも是非お越しください。

それでは、今月も劇場でお会いしましょう。

知多市勤労文化会館
芸術監督/館長 樫野元昭

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