2023年9月17日と18日の2日間にわたり、第1回知多国際古楽祭を開催いたしました。今回は、声楽家の夏山美加恵先生、サックバット奏者の小野和将先生、それにきんぶん芸術監督でサックバット奏者の樫野元昭の3名を講師に、声楽コース、古楽器コース、モダン楽器での参加OKのコースの3コースでワークショップをおこない、また、全体講座では、「ソルミゼーションって何?」「計量記譜法基礎の基礎」「ディミニュション」の3つをおこないました。また、全体合奏として、ジョバンニ・ガブリエリの「14声のマニフィカト」を参加者全員で演奏しました。

計画段階では、参加者がもしあつまらず、1桁なら残念だが1回で畳もうというように話をしていたのですが、ふたを開けてみると地元だけでなく全国各地からの参加もあわせて計38名の参加があり、インフルなどで直前に参加を断念した方を含めると40名の応募がありました。

古楽器コースの参加者は、サックバットをはじめ、リコーダー、コルネット、ショーム、クルムホルン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボなどが集まり、大きな可能性を感じました。また、モダン楽器コースはこの古楽祭独自のものとして、古楽器がなくても古楽の考え方で演奏を楽しめることを紹介しつつ、さらに古楽の輪を大きく広げていくきっかけになればと思っています。さらに、声楽コースでは、全体講座で学んだ計量記譜法の知識を使い、発表会ではファクシミリ(オリジナルの楽譜の写し)を使って合唱をおこないました。

知多国際古楽祭では、特にルネサンス期(から初期バロック期)に焦点をあててこれからも継続していきたいと思っています。これからも応援よろしくお願い申し上げます。

 

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