会館の周りのつつじの花もすっかり落ちて、初夏の気配を感じるようになりました。毎月20日前後に次月の自主事業のご紹介を中心にお届けするこのコーナー、自主事業のことなら「館長」発信ではなく「芸術監督」からだろうという指摘を受け、2回目にして早速ですが今回から題名も変更となりました。中の人は変わりません。

さて、6月の鑑賞公演は、ロビーコンサートのみ。6月18日(土)12時より、ちた塾の講師としてもおなじみのウクレレしょうべいさんによる弾き語りを開催します(最初の発表時とは開催日が変更になっておりますのでご注意ください)。どなたでもご鑑賞いただけますので、ぜひ会館へお越しください。

次に、6月の講座情報です。6月25日(土)に、東浦町出身の小説家・越尾 圭さんによる小説講座を開催します。愛知県在住の方を対象に、小説執筆に興味のある参加希望者を引き続き募集しております(参加費一般2,000円、大学生以下1,000円)。空席が少なくなってきておりますので、満席の際はご容赦ください。お問い合わせは会館まで(TEL:0562-33-3600)。

さらに募集情報としては、「きんぶんアンサンブル祭」の参加希望団体(個人も可)のご応募を6月いっぱい受け付けております(本番日:9月18日(日))。みなさまの自主的な文化活動を応援したいとの思いから、普段から練習などの活動をしている室内楽グループなどを主な対象としております。演者がいて、観客がいて、はじめて成立する劇場の空間を、みなさまとともに作る機会を増やしていければと思っています。こちらもご応募お待ちしております。

ところで、最初に触れた通り、わたしはきんぶんで「館長」のほか「芸術監督」を兼ねているのですが、そちらの立場から演奏家同士のネットワークを広げ、きんぶんに還元するという目的も兼ねて、自分の演奏活動も継続させていただいています。「ピリオド演奏」(作曲当時の演奏法などの時代考証をふまえた演奏)を専門にしており、出演はそういった公演が盛んな東京などがやはり多いのですが、6月には大阪のいずみホールでの演奏会にも出演します。東京よりは近い、という程度で、やはり遠いことには変わりありませんが・・・。6月18日(土)18時より、住友生命いずみホールにて開催の、鈴木秀美指揮・神戸市室内管弦楽団大阪特別公演《輝かしきレガシー》で、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」ほかを演奏します。いずみホールは、実はわたしにとっても初めての出演となりますので、今回は演奏に加え、きんぶん「館長」としての視点からも、名門・いずみホールの運営を学んでこようとも思っています!

それでは、今月もきんぶんでお会いできるのを楽しみにしております。

知多市勤労文化会館 芸術監督/館長
樫野 元昭

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